ねじりバネ トーションスプリング
押しバネや引きバネと異なり、 トーションスプリング(トーションばね)は回転方向に対しての反発力を利用します。 トーションスプリングを利用すれば、簡単な構造で回転の反発力を利用できます。
トーションバネは、オートヒンジ、シーソータイプのスイッチなど、様々な部品に多く利用されています。
ねじりバネ(トーションスプリング)とは?
トーションスプリングは、トーションばね、などとも呼ばれています。バネの穴の部分を貫通する案内棒と組み合わせて回転反発力を得対場合などに利用されます。
トーションスプリングをねじると回転反発力が発生します。様々な機器、精密機器に使用され両端部の直線部分を、使用する部品に合わせて専用に設計する場合が多いです。
トーションスプリングの使用は、ばねを巻き込むように使うのが正しいと言われています。また、ばねを巻込む方向にねじるとコイル径が減少するため、案内棒(ばねの倒れ止め棒)は最大負荷時の約90%程度に取るのが一般的です。
素材はピアノ線(鉄)やステンレス線が主ですが、オイルテンパー線、メッキ線、リン青銅、インコネルなど特殊な素材で製作することもあります。
作り方は、基本的には押しバネ、引きバネと同じですが、アーム部分の加工も伴うので、場合によってはひと手間追加します。
佐々木発條のねじりバネ・トーションスプリング
当社の得意とする技術は、より小さなコイル径を維持しながら、より太い線材で線バネ(コイルスプリング)を製造することです。
トーションスプリングについても同様に、お客様の厳しいご要求にも対応できます。
当社は長い経験の蓄積で、製造工程での形状変化をあらかじめ予測したコイリングなど、当社独自のバネ製造技術でお客様の厳しい仕様に対応して製品をご提供します。
ねじりバネ・トーションスプリングの仕様範囲
当社ではおおむね以下の仕様範囲の引きバネに対応しています。
使用線径 | 0.1mm~10mm程度 |
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ねじり角度 | 180度以上 |